Q:すべてのブランドにアイデンティティはありますか?
A:ムー太郎はどう思う?
結論から言うと、すべてのブランドにアイデンティティがあるとは限らないんだ。
前回「企業と顧客の同意があればブランドのアイデンティティは成立する」って話したでしょ。言葉にすると簡単だけど、なかなか上手くいかないのが実状です。
例えば企業側が「このブランドはこういうブランドです」という主張を行っていないことが少なくありません。ブランドの独自性とか特徴を明確化していないわけです。
このケースは企業側がブランドの主張を行っていないので、顧客側が(ブランドの主張に)同意しようがないのです。。
他のケースもあります。
企業側がブランドの主張を行っているにもかかわらず顧客がその主張に同意してくれなかったり、企業側のブランド主張が顧客に全く伝わっていないケースです。。
ではどうしたら良いか。
先ず一番目のケースでは、「このブランドはこういうブランドです」という主張を行わなければなりません。そのブランドの独自性や差別性を探し出し、そのブランドならではの存在理由を明らかにするのです。
二番目のケースでは、ブランドの主張が顧客に同意されない(伝わらない)理由を突き止める必要があります。その上で、顧客に同意してもらえる(顧客に伝わる)ブランドの主張を再設定するのです。
どうだいムー太郎。結構大変そうでしょ?
だってそれらの作業は「ブランディング」そのものの作業だもんね。
ブランドのアイデンティティを見極めること。それがブランディングのスタートとなる作業なのです。

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