スーパーで鍋用の調味料を探している時に「ヤマサ」の文字が目に留まりました。
同僚への質問 その45
Q:「ヤマサって、どうしてヤマサなの?」
A:
ヤマサってことはポン酢派なのかな?ムー太郎。
私も寄せ鍋をポン酢で食べるのが一番好きだな〜。
さて、ヤマサのネーミングの由来はね、江戸時代から使われているロゴマークが元になっているの。
創業者の初代濱口儀兵衛さんは、醤油発祥の地と言われている紀州・広村の出身だったんだけど、1645年(正保2年)に醤油作りに適した銚子に渡ってヤマサ醤油を創業します。
その時に、自分の名前の「儀(ギ)」をとって、山笠のマークに「キ」の文字をあしらったものを暖簾の印として使おうと考えました。

ところが、これは出身地の紀州徳川家の船の印と同じ形だったらしいの。
そこで、濱口さんは遠慮して「キ」を横に倒しにしたところ、「サ」と読めることから、「ヤマサ」をブランド名にして、江戸時代から変わらず使ってきたのよ。
ちなみにヤマサマークの右上の「上」という字は、1864年(元治元年)に幕府から「最上しょうゆ」の名が与えられた時、その「最上」を意味するものとしてつけるようになったんだって。
そして1928年(昭和3年)の株式会社化に伴って、濱口儀兵衛商店という社名もヤマサ醤油株式会社に変更されました。
ホントは「ヤマキ(ギ)」になるはずだったのに「ヤマサ」になってしまった訳なのね〜。

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